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(ラーフオフ会報バックナンバーVol.29より)

浅野氏の『音楽知識館』Vol.2

【我々のビートルズ(その1)】


 音楽業界でビートルズを知らない人はいない程、世界的なスーパースターであり神的存在である。
彼らは1960年代に突然変異的に世の中に現れた。

では何故そうなったかというと、当時のイギリスでは社会的な経済不況による
民衆の不満がそのまま音楽になって訴えるスタイルが流行してきて、
激しいビート・過激な歌詞・強烈なリズムが時代は系にピッタリマッチしたものと思う。
 私がその素晴らしいサウンドに出会ったのも小学校の6年生の頃で、
ラジオカラ流れてくるサウンドに心を奪われ、その年のお年玉と貯めて
古道具屋にクラッシックギターを会に行ったのを覚えている。
だか残念な事に彼らの歌詞の内容までは理解できずにバンドを組んで演奏をしていた。
同時期にローリング・ストーンズもデビューをしており何かと比較されていたが、
まったく違ったグループだと思っていたが、凡人には同じように見えたのかもしれない。
勿論両者共に素晴らしい芸術家である。

 ビートルズの素晴らしさは特筆する必要はないが、
一つだけ残念な事がジョン・レノンの死である。
せっかくダブル・ファンタジーの新曲で再出発の矢先に
凶弾に倒れるなんて、神のいたずらでは済まされない事だ。
我々人類は偉大な芸術家をまた一人失ったのだ。

 かなりの数の音楽家が彼を目指して来たのに、
目標を失った人達は彼の死を悼み、
ビートルズの歌を歌い嘆き悲しんだ。
勿論その中に私もいたのだ。

 彼、ジョン・レノンは我々に沢山のメッセージを遺して去っていった。

(つづく)

1990年12月
▲S▲N●


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